「話が長い」「要件を簡潔にまとめて」と言われた時に考えたこと

昔からよく言われることだが、話が長いと言われる。

塾講師や家庭教師をやっていて、子どもに勉強を教える場合には、ゆっくりと相手が理解しているか確認しながら話すのは良いことだ。

 

しかし、最近、プログラミングの勉強をしていて「どんなところを勉強していますか?」とか「○○はどういう意味ですか?」と聞かれた時に、ついつい0から100まで話したくなる。

 

ある意味、自分の頭の中で、自分自身に対しても説明しながら話しているのである。

 

仕事をする上で、意識しなければならないことの一つに時間がある。

限られた時間の中でどれだけ生産性を高められるか。生産効率が求められる。

そのような状況では、0から100まで話していては相手にとっても自分にとっても組織にとっても時間の無駄だ。

相手が50までわかっているのなら50から100まで話せばいいし、相手が何もわかっていないなら0から100まで説明する必要がある。

逆に、相手が100までわかっているなら説明する必要はない。

 

どれだけ話を簡潔にできるかは、言い換えれば、どれだけ相手の力量を見極めることができるか、その上で、要点を分かりやすく伝える力が求められる。

 

相手によって説明の仕方を変えるためには、

  1. 自分自身が説明の対象(例えばプログラミングの知識など)について理解していること
  2. 相手がどこまで理解しているかを見極めること
  3. 伝わりやすい順序・言葉遣いで話すこと

の3つが求められる。

 

逆に言えば、自分が何かの説明を受けるときはもしかしたら相手は自分の力量を見誤る可能性があるということも併せて考えておかなければならない。

「わからないことに対しては、ツッコミを入れて聞く」、「わかることを長々と説明されたときは、わかっているということを伝える」。

この2つの姿勢も忘れないようにしたい。